韓流時代劇王チェ・スジョン主演
三韓統一を描く、2013年NO.1歴史スペクタクル超大作!
"三韓統一"を目指す新羅第29代・太宗武烈王となるキム・チュンチュと最高の武将と称えられたキム・ユシンの熱き男の友情と葛藤を描き出す!!
★「大王の夢」特設サイトもぜひご覧ください!
"三韓統一"を目指す新羅第29代・太宗武烈王となるキム・チュンチュと最高の武将と称えられたキム・ユシンの熱き男の友情と葛藤を描き出す!!
★「大王の夢」特設サイトもぜひご覧ください!
「太祖王建」「海神-HESHIN-」「大祚榮 テジョヨン」を大ヒットさせ、不敗神話を作った“韓流時代劇王” チェ・スジョン。彼が5年ぶりに時代劇にカムバックし、新羅第29代・太宗武烈王となるキム・チュンチュ役を熱演!チェ・スジョンファン、時代劇ファン必見です!
本作は、「朱蒙[チュモン]」「イ・サン」「トンイ」などに代表される正統派時代劇の最新作! 「千秋太后[チョンチュテフ]」「女人天下」などを手がけた超一流のスタッフが再集結! 総製作費役200億ウォンを投入し、主人公チェ・スジョンの衣装製作だけで2か月を費やした。また、水中撮影、特撮など時代劇初の最先端撮影も話題に!
善徳女王の志を引き継いだ第29代・太宗武烈王ことキム・チュンチュ! 新羅最高の武将キム・ユシンと共に、新羅、高句麗、百済の“三韓統一”を果たすまでの一代記を壮大なスケールで描く! 「善徳女王」のその後が描かれ、「階伯[ケベク]」「薯童謠[ソドンヨ]」「淵蓋蘇文 ヨンゲソム」などヒット作の主役を飾る歴史上の人物が数多く出演! より深く楽しめます!
7世紀初頭、新羅、百済、高句麗の三国が覇権争いのため領土の奪い合いを繰り返していた時代。新羅の第26代・真平(チンピョン)王は、百済、高句麗を討伐しようと目論んでいた。一方、加耶出身のキム・ユシンは、花郎(ファラン)になるため新羅の都ソラボルへ行き、廃位された第25代・真智(チンジ)王の孫キム・チュンチュ(後の武烈王)の家で過ごすことに。ある日、ユシンは刺客に襲われたチュンチュを命懸けで助け、2人は兄弟のように友情を深めていく。成長し、衰退した新羅の中興と“三韓統一”という夢に向かって突き進む2人。彼らは善徳女王を献身的に支えるが、新羅の権力を掌握しようと企む第26代王・真平王の後妃スンマン王妃と激しく対立し…。
第1話 運命的な出会い
西暦609年、加耶(カヤ)出身のキム・ユシンは花郎(ファラン)としての成功を夢見て新羅(シルラ)の都ソラボルに上京するが、亡国の末裔であるという理由から花郎として受け入れてもらえない。一方、真平(チンピョン)王の祖母であり朝廷の実権を握るサド太后(テフ)にとって、自分が廃位した真智(チンジ)王の孫であるキム・チュンチュは疎ましい存在であった。朝廷ではアルチョンを中心とする改革派がチュンチュを王の後継者として擁立しようと動くが、サド太后は刺客のキルダルを使ってチュンチュを暗殺しようとする。
※花郎 … 新羅第25代・真興(チヌン)王が組織した人材を育てるための青年集団
第2話 父の涙
チュンチュを救うためキルダルと戦ったユシンは致命傷を負うが、鬼門(キムン)の首領で廃王の庶子であるピヒョンに助けられ、一命を取り留める。一方、サド太后は自分の権力維持のため、真平王の弟であり聖骨(ソンゴル)の葛文王(カルムンワン)ククパンと真平王の娘トンマン王女との婚姻を勧める。しかし病を抱える葛文王は宴の席で、すべての臣下が見守る中、突然暴れ出してしまう。サド太后に反発するチュンチュの命を案じ、太子(テジャ)になることを望まない父のヨンチュンはサド太后と取り引きをすることに。
※聖骨 … 両親ともに王族であり、新羅の身分制度【骨品(コルプム)制度】の最高位
※葛文王 …王族の爵号の1つ
第3話 過去の束縛
サド太后との取り引きで鬼門の討伐に向かったヨンチュンは、チュンチュが鬼門の人質となり、異母弟のピヒョンと剣を交えることになる。一方、百済(ペクチェ)が新羅のカジャム城に攻撃を仕掛け、新羅は国家的な危機に直面する。しかし新羅の朝廷は援軍を送ろうとはせず、派閥争いに明け暮れていた。そんな状況の中、トンマンとククパンの国婚を進めようとするサド太后に対し、トンマンはある提案をする。朝廷に失望したユシンはピヒョンと共にカジャム城に向かうのだが…。
第4話 カジャム城の最後
百済軍の待ち伏せに遭い、カジャム城に1人で向かうことになったユシン。百済軍によってカジャム城が陥落の危機に瀕する中、トンマンとの国婚を名分としてククパンは出征するが、毎晩のように酒と女に溺れて進軍しようとしない。しびれを切らした忠臣たちが出征を急ぐよう進言すると、怒ったククパンは暴れ出し、チュンチュを殺そうとする。一方、キルダルは、ユシンが朝廷の長である上大等(サンデドゥン)スクルチョンの孫であることを利用して、百済のケル将軍に接近する。
※上大等 … 新羅の最高官職
第5話 燃える王宮
陥落したカジャム城から1人でソラボルに戻ってきたユシンは、百済と内通したという濡れ衣を着せられ牢獄に閉じ込められてしまう。ユシンを救うためチュンチュが真平王にユシンの無罪を訴え、その忠誠心が認められたユシンはついに花郎の仲間入りを果たす。一方、百済の武(ム)王はキルダルを呼び、新羅征伐の先頭に立たせる。ソラボルでは円光(ウォングァン)法師を歓迎する宴が開かれる中、突然王宮内で火事が起こり、キルダルをはじめとする百済の刺客たちは真平王を暗殺しようとする。
第6話 三韓統一の誓い
謀反を起こした首謀者がピヒョンだと考えた真平王は、ピヒョンを捕らえるよう朝廷に命ずる。一方、真平王を守った功績が認められたユシンは左方大花郎に昇進する。キルダルとの戦いで負傷したユシンは、優しく介抱してくれる天官女に恋心を抱くようになる。花郎となったチュンチュは、ユシンと共に周行天下(チュヘンチョナ)に向かい、2人は新羅の中興と三韓統一の夢を誓い合う。そんな中、花郎を率いていたヨムジャンが高句麗(コグリョ)の捕虜になったことを知り、ユシンたちは救出に向かう。
※左方大花郎 … 左三部(ルビ:ジャサムブ)(道義、武事、文事)を管掌する最高の花郎
※三韓 … 新羅、百済、高句麗
※周行天下 … 諸国修行の旅
第7話 国婚
ヨンチュンがククパンによって鞭打ちにあったことに怒ったチュンチュ。ククパンに刃向かったことでサド太后の怒りを買ったチュンチュもまた拷問にあう。そんな中、サド太后は真平王にククパンとトンマンの国婚を迫る。これに対しユシンとチュンチュは、ククパンが王位に就くことを阻止するために、花郎を集めて国婚反対の示威を主導する。一方、スクルチョンはユシンに、次の風月主(プンウォルチュ)に昇進させ、自分の孫と認める代わりに花郎徒(ファランド)の国婚阻止を取りやめるように言う。
※風月主 … 花郎の首長
※花郎徒 … 花郎の集まりで、「花のように美しい男子の集まり」という意味を持つ
第8話 生離死別
国婚阻止の先頭に立ったチュンチュは、三韓統一を誓ったユシンが大義を裏切り、花郎徒(ファランド)を鎮圧したことで怒りに震える。一方、ユシンの母マンミョンから息子に会わないよう言われた天官女は、ユシンが信義を捨てたことを口実に別れを告げる。国婚阻止を主導した責任を負わされたチュンチュは、花郎徒から破門され、ユシンに対して不信感を抱いたままソラボルを去ることになる。そんな中、キルダルはユシンを殺すためにおびき寄せようと天官女を拉致するのだが…。
第9話 出仕
10年の月日が流れ、ソラボルに戻ったチュンチュはユシンと再会し、2人は再び三韓統一を誓い合う。サド太后の死後、スンマンが王妃となって朝廷での実権を握っていた。そんな中、トンマンは真平王にチュンチュを朝廷で登用するよう提案し、チュンチュは司正府(サジョンブ)卿(キョン)として朝廷に出仕することになる。その頃、都では塩不足が続き、高利貸しに手を出した民が苦しんでいた。その実態を調査するため塩田に向かったチュンチュは、予期せぬ事態に陥ってしまう。
※司正府 … 役人の不正を取り締まる機関
※卿 … 官職の1つ
第10話 弾劾
炎に包まれた司正府の屋敷に閉じ込められた妻ボラの救出に向かうチュンチュ。この隙に乗じて、チュンチュが調査中だった塩田取引の証拠文書が奪われてしまう。一方、寺と官府への財物の出どころが花郎徒であることを突き止めたチュンチュは、花郎徒を弾劾し、ユシンと対立する。司正府と花郎徒の和解のためにトンマンが主催した蹴鞠(チュックク)の試合が開かれる。その夜、泥酔したチュンチュは寝入ってしまい、そこにユシンの妹ムニが介抱しようと部屋に入ってくるのだが…。
※蹴鞠 … 皮でできた毬を蹴って遊ぶ競技
第11話 側室選び
酒に酔ったチュンチュと一夜をともにしたムニ。翌朝、目を覚ましたチュンチュは狼狽の色を隠せない。一方、トンマンは真平王の寵愛を受ける側室ボリャン宮主(クンジュ)とボロ殿君(ジョングン)を守るようチュンチュに命じるが、スンマンの刺客ミョランに命を狙われる。そんな中、スンマンがムニを真平王の側室として迎えようとするが、ムニは身重であることを告白しスンマンの逆鱗に触れる。相手の名を明かそうとしないムニだったが、ムニの想い人がチュンチュであることをユシンは確信する。
第12話 王妃の摂政
家門の名誉のため、ムニが火刑に処されると知ったチュンチュは、自分がムニの想い人だと名乗り出る。妊娠中のボラは衝撃を受け、都を離れることを決意する。真平王はトンマンとスンマンに太子冊立を宣布すると告げるが、祈雨祭の最中に突然倒れてしまう。真平王の意識が戻らない中、スンマンが摂政となり、暴政を振るい始める。一方、ボリャン宮主の命を狙ったのがスンマンだという証拠をつかんだチュンチュだが、王妃の命令で司正府は廃されることになってしまう。
第13話 王子の誕生
スンマンの摂政に反対したチュンチュは王妃を侮辱した大逆罪人として捕らえられてしまう。ユシンはチュンチュを救うためにスンマンの足を洗い忠誠心を見せるが、チュンチュはユシンの説得にも暴政の前に自分の意志を曲げようとしない。そして、チュンチュを処刑するようにとのスンマンの命令がユシンに下る。一方、チュンチュの妻ボラは出産してまもなく命を落とし、傷心のチュンチュは都を離れる。そんな中、スンマンの懐妊が判明し、時を経て出産するのだが…。(215)
第14話 密約
スンマンは娘を出産するが、赤ん坊を男児とすり替えるようミョランに命ずる。スンマンはミョランが連れてきた男の赤ん坊を実の子だと偽り、真平王は王子の誕生を喜ぶ。一方、ミョランは逃走する途中でピヒョンに阻まれ、スンマンの娘を奪われてしまう。そんな中、チュンチュは都に戻り、ムニと婚礼を挙げる。風月主となったチュンチュは、唐の使臣が新羅の竹嶺(チュンニョン)以北の土地を高句麗に返すよう要求したことを受け、百済と同盟を結ぶためウィジャ王子に会いに行く。
第15話 出征
高句麗(コグリョ)の侵攻から国を守るために百済(ペクチェ)と手を結び、高句麗を討つことを決意したトンマン。チュンチュたちの協力により密かにウィジャと会ったトンマンだが、スンマンに百済と内通していることを疑われる。ウィジャと同盟の約束をしたトンマンは、真平(チンピョン)王と朝廷を説き伏せるべくスンマンに取り引きを提案する。一方、スンマンはミョランを使って百済の武(ム)王に密書を送る。チュンチュやユシンと共に出征したトンマンは、ウィジャ率いる百済軍を待つのだが…。
第16話 危機の同盟
同盟を結んだにもかかわらず、百済軍の攻撃を受けたトンマン率いる新羅(シルラ)軍は危機に陥る。しかし、朝廷は援軍を派遣しようとはしない。新羅軍が窮地に追い込まれていることを聞いた真平王は戦場に兵糧を送ろうとするが、息子マンファの太子(テジャ)冊立を目論むスンマンは、トンマンに援軍を送ることを阻もうと画策する。日がたつにつれ新羅軍の戦況は悪くなり、真平王に援軍を要請するために兵は戦場に残り、トンマンだけを都に送ることにする。
第17話 ナンビ城の戦い
チュンチュは同盟を裏切ったウィジャに剣を向ける。しかし、ウィジャに同盟の信義を守ることを信じていると伝え、高句麗軍との決戦を誓う。新羅の朝廷は出征軍の退却を求めるが、トンマンはスンマンに反対の意を示す。一方、戦場では新羅軍の兵糧が底をつき、兵士たちの士気も下がっていた。都ではトンマンを中心に貴族や民から財物を集めて米を買い、兵糧として出征軍に送る。それに決起した新羅軍は、高句麗軍と生死を懸けた決戦に挑む。
第18話 立太子
真平王はナンビ城での戦で大きな功を立てた鬼門(キムン)を赦免すると約束し、ピヒョンは鬼門を解散することにする。そんな中、スンマンの実の娘で鬼門で育てられているヨンファは、自分が王宮から捨てられた身であると知ってしまう。一方、太子冊立の場でマンファが倒れ、巷に妙な噂が流れ始める。太子冊立が遅れるのを嫌うスンマンは、ピヒョンと鬼門にすべての罪を着せることにし、始末するよう真平王に仕向けて鬼門の人々を惨殺する。
第19話 王妃のたくらみ
スンマンが武王に送った密書を手に真平王の前でスンマンを糾弾し、太子冊立に反対するチュンチュ。スンマンが百済王に渡した香袋を手に入れるため、チュンチュはユシンと一緒に百済に向かう。一方、スンマンも香袋を手に入れようとたくらむが、怒った真平王はスンマンを反逆罪で廃位する。ピヒョンは鬼門を虐殺した新羅の朝廷に恨みを抱き、スンマンと手を組むことにする。幽閉されたスンマンだったが、密かに兵を訓練して軍備を整えていた。
第20話 対決
偽物の勅書を手に王宮に戻ってきたスンマン。薬を飲まされ気力を奪われた真平王はスンマンに国政を任せることをトンマンたちに告げる。そんな中、チルスクをはじめとするスンマンの兵がトンマンの命を狙い、王宮に進撃する。朝廷を掌握したスンマンは、混乱の中、王子に譲位させて自分が摂政となることを真平王に認めさせる。沙梁(サリャン)宮に避難したトンマンの前にスンマンが現れるが、スンマンに対し、反逆者と戦うことをトンマンは宣言する。
第21話 大王の血書
スンマンに協力したピヒョンと剣を向け合うチュンチュは、スンマンの反乱を鎮めるためユシンに都に戻るよう説得する。しかしユシンは心の傷が癒えず、都に戻ることを決心できずにいた。そんな中、スンマンと対立するチュンチュやユシンの一族が捕らえられてしまう。トンマンは譲位の勅書を握るスンマンに立ち向かうため、チュンチュと共に幽閉された真平王の所へ潜入する。真平王の血書によりトンマンは摂政となるが、それを知ったスンマンは怒りに震える。
第22話 2つの王座
スンマンの反乱によって新羅の朝廷はトンマンとスンマンの2つの勢力に分かれる。そんな中、ユシンは反乱軍を鎮圧するため都に戻ってくる。負傷したチュンチュの代わりに王宮に進撃するユシンだが、人質を殺すと脅すスンマンの前に民の犠牲を防ぐためには為す術がなかった。民からの信頼が厚いピヒョンがマンファに忠誠を誓ったと聞いたチュンチュは、トンマンに王室と朝廷の和合のためマンファの即位を認めるか、王宮を攻撃するかの決断を迫る。
第23話 和白(ファベク)会議
真平王をかくまっているピヒョンに居場所を問い詰めるチュンチュ。ユシンの父ソヒョンは人質を救うためにスンマンの反乱軍と戦うも、ピヒョンの前に倒れてしまう。ピヒョンに対する怒りに満ち、スンマンへの報復を誓ったユシンだが、国難を打開するためにスンマンに摂政を決める和白(ファベク)会議を開くよう直接説得する。ソヒョンの葬儀が執り行われる中、スンマンが和白会議を行うことを決断する。そしてついに和白会議が開かれることになるのだが…。
※和白会議 … 新羅の貴族会議
第24話 皇龍寺(ファンニョンサ)の談判
和白会議でトンマンが摂政に決まるとスンマンが反乱を起こし、チュンチュはトンマンを連れて脱出を図る。しかし兵が死にゆく様に心を痛めたトンマンは、スンマンに摂政の座を譲り、自ら都を去ることを決意する。そんな中、沙梁宮が反乱軍に攻め込まれたことを知ったチュンチュは、トンマンを鮑石祠(ポソクサ)に避難させる。一方、スンマンはピヒョンに真平王を王宮に連れ戻すよう命じ、それを知ったチュンチュとユシンは真平王を救うべく攻撃を仕掛ける。
第25話 決死の抗戦
真平王の救出に向かったユシンは、真平王の身代わりとしておとりになっていたピヒョンに刺され、致命傷を負ってしまう。その間に王宮に戻った真平王は、国の混乱を鎮めるためにマンファに譲位し、スンマンを摂政とすることを容認する。ユシンを襲ったピヒョンとスンマンの反乱を討伐するため、チュンチュはテヤ城の城主ピダムに反乱軍征伐の援軍を要請しに行く。しかし、ピダムは援軍を出すことと引き換えに朝廷を渡すよう要求するのだった。
第26話 決起
反乱軍と戦うチュンチュとユシンは劣勢に立たされる。そこに突如、兵を率いて現れたピダムにチュンチュたちは救われる。一方、ピダムの攻撃を受けたスンマンは、真平王とマンファを連れて王宮から逃げだす。それでもスンマンへの攻撃の手をゆるめようとしないピダムに対し、ユシンはピダムには何か魂胆があるのではないかと疑う。そんな中、ピダムがトンマンに、マンファが真平王の実子でないことを明かし、トンマンは衝撃を受ける。
第27話 決戦
ピヒョンと密かに会ったことでトンマンから忠誠を疑われたチュンチュは、謹慎を言い渡される。マンファが王室の嫡統ではないと告げたピダムは、チュンチュとユシンにトンマンを王位につけようと持ちかける。一方、マンファの出生の秘密が知られたと聞いたスンマンは、マンファのへその緒を持ち出して王室の嫡統であることを真平王に涙ながらに訴える。真平王の勅書を受け取った朝廷は混乱に陥るが、トンマンは神宮を進撃することを決意する。
第28話 王妃の涙
ピヒョンを討ったユシン。涙を流すユシンに対し、ヨンチュンは、王室に仕える将軍として大逆罪人を討ったまでだと慰める。ユシンとピダムは、真平王を救うために神宮を攻める。王宮に戻った真平王は、マンファが王室の嫡統として王位を継ぐことを宣布するが、トンマンをはじめ朝廷は従おうとしない。そんな中、スンマンは百済の武王に密書を送り、助けを求める。逃げるスンマンたちの前に立ちはだかるユシンだったが、そこへ兵を率いたウィジャが現れる。
第29話 女王の即位
ピヒョンに最後の別れを告げたユシンは、民のために三韓統一の大業を成すという決意を新たにする。トンマンから謹慎令を出されていたチュンチュは、家族にも姿を見せずにいた。突然、チュンチュの自宅にピダムが率いる兵が押し寄せてくる。しかし、ボムミンは父の代わりに家族を守ろうとピダムに対抗する。朝廷では真平(チンピョン)王の容体が回復せず、ピダムが権力をより一層強めていた。そんな中、危篤になった真平王はトンマンに王座につくよう言葉を遺す。
第30話 女王の予知夢
真平王から王位を継承し、善徳(ソンドク)女王となったトンマン。一方、百済(ペクチェ)ではウィジャを太子(テジャ)に冊立し、王室の権威を強めていた。百済は祝いの使臣としてケル将軍を新羅(シルラ)に遣わし、タンハン城を渡すよう求める。朝廷の強い反対に遭った善徳女王は、悩んだ末に三韓の和平のために要求をのむことに。善徳女王がケル将軍に親書を渡したことを知ったピダムは、帰路についた使臣団に襲いかかる。怒った百済の武(ム)王はウィジャに善徳女王の首を取るよう命じる。
第31話 壊れた和平
ウィジャが率いる百済軍の奇襲によって、ユシンの軍はオンムン谷の戦闘で劣勢に追い込まれる。激しい戦いの末、アルチョンが負傷し、軍の撤退を余儀なくされる。そんな中、善徳女王はスクルチョンを使臣として百済に送り、武王に和平を求めて戦乱を鎮めようとする。さらにユシンをウィジャに送り、ウィジャがサビ城に戻ればタンハン城を渡すことを約束する。しかし、和平を望まないピダムは、これを妨害しようとあらゆる手段に出るのだった。
※サビ城…百済の都
第32話 花郎徒(ファランド)の危機
新羅軍は、ウィジャと内通した罪でピダムに捕らえられたユシンを連れソラボルに戻る。ホリムが殺害されたことを理由に和平を目前に百済と戦を起こしたことに心を痛める善徳女王。ユシンは殺されたホリムの死の真相を知るため、ナンスンとチャビを使って密かにピダムの身辺を探らせる。一方、獄中のユシンを救うためにスクルチョンは善徳女王に嘆願に行き、善徳女王はユシンを赦免することを決める。しかし、その決定にピダムは納得できずにいた。
第33話 再会
善徳女王を刺客から守る務めを果たせなかった花郎徒(ファランド)を廃止させようとするピダムにユシンは反発する。ユシンはホリムを殺害したのがピダムだという証拠をつかむため、証人となるピダムの兵に会おうとするが、ピダムに捕らえられてしまう。スクルチョンはピダムに全財産を差し出してユシンの命乞いをする。そんな中、しばらくソラボルを離れていたチュンチュが都に戻り、ユシンと再会を果たす。しかし、ユシンの一族は都を去ることになり、長い月日が流れる。
第34話 テヤ城の陰謀
百済の攻撃に備えるためにチュンチュをはじめとする上仙(サンソン)たちは会合を開くが、ピダムは朝廷への反逆だと主張する。チュンチュの指示でテヤ城主プムソクに嫁いだ姉コタソのもとに行っていたボムミンは、百済と戦い勝利を収める活躍を見せる。百済軍はテヤ城内に密偵ファシを忍ばせ、テヤ城への攻撃を目論んでいた。そんな中、妓女となったヨンファから手紙を受け取ったボムミンは、父の言いつけを破ってヨンファに会いに都に戻ってしまう。
※上仙…風月主(プンウォルチュ)を務めた花郎
第35話 父の情
百済の攻撃に対して必死の抗戦を続けるプムソク。コタソも城主の妻として身重の体で夫を支える。しかし兵糧を焼かれ、戦況も一向に好転の兆しを見せない。一方、都でヨンファと楽しい時間を過ごしていたボムミンは、テヤ城が危機に陥っていることを知る。朝廷がテヤ城に援軍を派遣しないのはピダムが裏で朝廷を操っていることが原因だと聞いたボムミンは、1人でピダムのもとへ乗り込んでいく。しかしボムミンはピダムに捕らえられてしまう。
第36話 決死の戦い
百済軍に取り囲まれ、孤立無援となったテヤ城。ボムミンは援軍を請うためにユシンのいるコホ城に向かう。ユシンが戦功を立てて朝廷に戻るのを嫌うピダムは、無断で軍を養成したことを口実にユシンを都に呼びつけて出征を足止めする。一方、チュンチュは善徳女王に和平のために百済に行くことを願い出る。ユシンは善徳女王にテヤ城出征を嘆願するが、善徳女王は百済に向かったチュンチュが戻るまで待てと告げるのだった。そんな中、百済軍の攻撃が始まる。
第37話 大義の代償
チュンチュは父ヨンチュンの悲報を聞き、悲しみに暮れる。陥落寸前のテヤ城を救うためにユシンは直ちに出征しようとするが、ピダムは援軍の派兵を認めない。父を殺されたチュンチュは、ついにピダムを監禁して自ら出征することを決意する。その頃、百済軍の猛攻を受けたテヤ城では、プムソクはボムミンに城を出て援軍を呼んでくるよう告げる。プムソクが必死の抗戦を続ける中、チュンチュとユシンは軍を率いて急いでテヤ城に向かう。
第38話 脱出
三韓の戦乱を防ぐため死を覚悟で高句麗(コグリョ)に向かったチュンチュ。莫離支(マンニジ)のヨン・ゲソムンに剣を向けられるが、一歩も引かない気概を見せる。和平を結ぶ見返りとして新羅はタンハン城の航路を開放すると約束するが、高句麗の朝廷から交換条件を出される。チュンチュが高句麗に行ったという知らせを聞いた百済の義慈(ウィジャ)王は、高句麗と新羅の和平を阻むためにソンチュンを高句麗に送る。条件を受け入れられないチュンチュは、高句麗から帰国できずにいた。
※莫離支…高句麗の最高官職
第39話 裏切り
高句麗から脱出を図るが、ヨン・ゲソムンの軍に囲まれてしまったチュンチュたち。そこへユシンが新羅軍を率いて現れる。ピダムは新羅に戻ったチュンチュを大逆罪に問おうとするが、善徳女王はチュンチュの労をねぎらい、臣下たちを一喝する。チュンチュの帰還を祝う宴が開かれる中、ボムミンはヨンファと会っていた。その夜、チュンチュはボムミンに大志を抱くなら恋慕の情を断つように諭す。そんな中、チュンチュのもとに客人が訪れる。
第40話 亡命
チュンチュを王に推戴したいと言うピダムの言葉に、ピダムの野心を見抜いたチュンチュは首を縦に振らない。そんなチュンチュに苛立ちを隠せないピダム。唐と高句麗の戦いが始まると2つの強国の板挟みとなり、善徳女王は苦悩する。そんな中、チュンチュは三韓の和平のために善徳女王の右腕となって知略を巡らせ、大国と渡り合おうとする。しかしピダムの参謀ヨムジョンは新たな計略を立て、善徳女王とチュンチュを仲たがいさせようとするのだった。
第41話 飛鳥の正客
ピダムの追跡から逃げることに成功したチュンチュは、倭(わ)国の飛鳥に向かう。チュンチュは筑紫港で息子のインムンを新羅に戻らせ、ユシンに無事を伝えさせることにする。その頃、新羅の朝廷ではピダムによってチュンチュが大逆罪人の汚名を着せられていた。一方、百済にもチュンチュが倭に渡ったという知らせが届き、義慈王は親百済派の蘇我入鹿(そがのいるか)のもとへ佐平(チャピョン)のフンスを送る。そんな中、善徳女王はチュンチュを新羅の使臣を命じる勅書を出す。
第42話 巨塔の明暗
チュンチュは使臣として皇極(こうぎょく)天皇に謁見中、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の政変に巻き込まれてしまう。一方、新羅では、善徳女王が朝廷と民の和合を図るため皇龍寺(ファンニョンサ)の仏塔建立を進めていた。ピダムは密かに仏塔建立を妨害する策を講じる一方で、チュンチュを殺すために倭に刺客を送る。チュンチュの身を案じて倭に来たインムンたちの前に、百済の将軍ケベクが立ちはだかる。しかし、ケベクはチュンチュが倭にいる間はチュンチュの命を守ることを約束する。
第43話 帰還
善徳(ソンドク)女王の容体が悪いと聞いたチュンチュは新羅(シルラ)に帰ることにする。しかし、チュンチュを手放したくない倭(わ)朝廷は、チュンチュの帰国を阻止し、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)はチュンチュに倭の発展のために知恵を借りたいと申し出るのだった。その頃、新羅の都ではピダムが和白(ファベク)会議の開催を決定し、病床の善徳女王を孤立無援にさせて自ら摂政になろうとする。一方、チュンチュが帰国できずにいる中、ピダムの横暴を見かねたユシンは兵を率いて都に向かう。
第44話 政変
倭朝廷と百済(ペクチェ)の将軍ケベクの目を避けて倭からの脱出に成功したチュンチュ。一方、ケベクはチュンチュを百済に連行しようと後を追う。その頃、新羅の都では上大等(サンデドゥン)のピダムが和白会議を開き、自らを摂政に推戴しようとするが、アルチョンたちに強く反対される。そんな中、チュンチュは船上から善徳女王に親書を送り、太子(テジャ)を決めることでピダムの野望を打ち砕くよう進言する。善徳女王は葛文王(カルムンワン)の娘で聖骨(ソンゴル)のスンマン宮主(クンジュ)を太子とすることに決める。
第45話 君主の資格
新羅に戻る途中、ケベクによって捕らえられたチュンチュはサビ城に連行される。それを聞いたユシンはチュンチュを救うために決死隊を送ろうとするが、善徳女王に反対され、ユシンは苛立ちを隠せない。一方、百済の朝廷に引き出されたチュンチュは三韓の和平を訴えるが、義慈(ウィジャ)王はチュンチュを処刑することに決める。そんな中、スンマンが太子となったことに憤怒したピダムは反乱軍を率いて謀反を起こし、善徳女王に宣戦布告する。
第46話 星が落ちる
チュンチュが百済から生きて戻ってきたとの知らせを聞き、怒りに震えるピダム。一方、善徳女王はチュンチュと共に、ピダムの反乱を討つ準備を始める。民心がピダムに傾いていることを危惧した善徳女王は、民心を取り戻すためにある行動に出る。一方、チュンチュは1人でピダムに会いに行くが、ピダムは女王の治世を覆し、自ら王になることを宣言する。同じ頃ボムミンは、ピダムに捕らえられたシノを救うため、ミョンファル山城へと向かう。
第47話 昇天
流星が落ちて火の海と化した王宮を見て、ピダムは天運が自分に味方していると豪語する。必死の消火活動を続けるユシンは、上仙(サンソン)と花郎徒(ファランド)の夫人たちを至急王宮へ呼ぶようインムンに伝える。善徳女王への謁見を禁じたチュンチュに不快感をあらわにするアルチョンは、チュンチュが王座を狙っているのではないかと疑う。そんな中、チュンチュは動揺する民心を静めるために、流星を天に返す秘策を思いつく。怒りに満ちたピダムは王宮へ進撃するのだが…。
第48話 反撃
善徳女王が崩御してすぐに攻めてきたピダムに対し、チュンチュは国喪の間は武器を置くよう大喝する。スンマンが真徳(チンドク)女王として即位し、上大等となったアルチョンは、ピダムと密約を交わしたのではないかとチュンチュに疑いを掛ける。一方、ピダムのもとに来たヨンファは、チュンチュの命を奪いピダムへの想いを証明すると誓う。そして反乱軍を鎮圧するための策を練っていたチュンチュは、訪ねてきたヨンファに毒を盛られ倒れてしまう。
第49話 反逆の最後
反乱に失敗してモル城に逃れたピダムを訪ねたケベクは、百済に渡ればピダムを新羅王に推戴するという義慈王の意志を伝える。しかしピダムは革命のために再起すると声を荒らげ、さらに義慈王を信じられないとケベクに告げる。一方、偵察に来たピダムの側近ヨムジョンを捕らえたチュンチュとユシンは、新羅に忠誠心があるならピダムを討つようヨムジョンに命じる。そんな中、窮地に追い込まれたピダムはチュンチュたちとの戦いに挑む。
第50話 羅唐同盟
百済の侵攻を防ぐ策を整えるため使臣として唐に渡ったチュンチュ。皇帝の太宗に謁見したチュンチュは物怖じすることなく天下の和平を語り、太宗は激怒する。一方、チュンチュが唐に行ったことを知って警戒感を募らせる義慈王は、唐が介入する前に一気に新羅を攻めることを決める。新羅の辺境の城が百済によって次々に陥落させられる中、ユシンは病を理由に挙兵せず酒浸りの生活を送り、それを知ったアルチョンは怒り心頭に発する。
第51話 崩れた信義
唐から帰国する途中で暗殺されそうになったチュンチュ。そんな中、チュンチュは新羅の朝廷に唐の官服と政治制度を導入して朝廷を改革することを提案すると、朝廷内からは反対されるが、真徳女王はチュンチュの意見を取り入れることに決める。その頃、唐では太宗が逝去し、息子の高宗が第3代皇帝に即位する。チュンチュは唐皇室をたたえる太平頌(テピョンソン)を献上することにするが、そんな親唐派政策を進めるチュンチュにユシンは怒りをあらわにする。
太平頌…唐の高宗の治世をたたえる詩
第52話 太宗(テジョン)武烈(ムヨル)王
チュンチュとアルチョンのどちらを摂政にするか和白会議で決めることにした真徳女王。そんな中、アルチョンが摂政になることを阻もうとする花郎徒はチュンチュを推戴しようとするが、ユシンは親唐派を推戴することに強く反対する。唐の助けを借りて三韓統一を成そうとするチュンチュは、自分の本心をユシンに信じてもらえず苦悩する。ユシンとの溝が深まっていることに心を痛めたチュンチュは、思い悩んだ末に辺境を守るユシンのもとに出向く。
第53話 大義合一
真徳女王の後を継ぎ新羅第29代 太宗(テジョン)武烈(ムヨル)王となったチュンチュに百済征伐の許可を願い出るユシン。怒りをあらわにしたチュンチュは猛反対するが、三韓統一に唐軍の力を借りることは自分と新羅の兵に対する侮辱だとユシンは言い放つ。朝廷が親唐派と反唐派に分かれることを憂慮するチュンチュはボムミンの太子冊立式を執り行う。2人が対立していることを知ったヨン・ゲソムンはユシンに接近し、高句麗(コグリョ)と手を組み唐を討つことを持ちかける。
第54話 出征
義慈王が享楽に溺れ国が傾く中、百済の滅亡を告げる幽霊が現れたことで百済の朝廷は大騒ぎとなり、義慈王は怒りに震える。百済出征を控えた新羅では、チュンチュは百済討伐のためにユシンを大将とし、自らも出征することにする。そんな中、チュンチュから援軍の要請を受けた唐は、蘇定方(そていほう)を総監とし、インムンを副総監とする軍を三韓に送り込む。一方、義慈王は羅唐軍の進撃に対抗するために高句麗と倭に援軍を請うことにし、ケベクを高句麗に送る。
第55話 黄山伐(ファンサンボル)
新羅軍は、蘇定方と約束した期日までにサビ城に到達するべく兵を進めていたが、ケベクが率いる百済軍に黄山伐(ファンサンボル)で行く手を阻まれる。平原に陣を組んだケベクは、5万の軍勢を誇る新羅軍に対し、たった5千の兵で決死の覚悟で決戦に臨み、連勝を重ねる。そして、ケベクが黄山伐に陣取った意図が分かるまでは攻撃を仕掛けないと言うユシンに対し、苛立ちを隠せないボムミンは兵力で勝っていることを理由に百済軍を攻撃することを申し出る。
第56話 竜虎相搏(う)つ
ユシンが重傷を負い危篤との知らせを受けたチュンチュは、病を押して黄山伐に駆けつけようとする。しかし、臣下たちは反対し、娘でありユシンの妻であるチソもユシンを信じて待ってほしいと訴える。一方、白江(ペッカン)の岸に上陸した唐軍は皇帝の詔書を読み上げて百済に宣戦布告し、百済討伐の主導権を握ろうとする。それは新羅が唐を援護する参戦国との意味合いがあり、ボムミンは蘇定方に強く抗議し、チュンチュは憂慮しつつも大義を守ろうとする。
第57話 花郎(ファラン)の決意
唐軍と合流する約束の日が迫る中、ユシン率いる新羅(シルラ)軍は黄山伐(ファンサンボル)でケベクの決死隊に阻まれて身動きできずにいた。百済(ペクチェ)を唐の属州にしようと狙う唐軍の総管、蘇定方(そていほう)は、新羅軍が期日を守れないと見込んで唐軍だけでサビ城に攻め込み、百済の義慈(ウィジャ)王を降伏させようと企てる。一方、黄山伐では、新羅軍は百済軍に大敗して士気が落ちてしまう。ユシンが攻撃命令を出さないまま刻々と時が過ぎていく中、花郎(ファラン)たちが決死の覚悟で出征を願い出る。
第58話 黄山伐(ファンサンボル)を越えて
士気の高まった新羅軍を率いてユシンが百済軍陣営に進撃する。一方のケベクも新羅軍を迎え撃つ。新羅軍の猛攻撃に対して必死の抗戦を続ける百済軍だが、百済軍の陣営に潜り込んでいたユシンの息子サムグァンによって城門が開かれる。勢いに乗って押し寄せてくる新羅軍に対し、死を覚悟したケベクは部下のトチュンをサビ城に戻らせ、義慈王を守るように伝える。そして百済軍が劣勢に立たされる中、ついにユシンとケベクの最後の決戦を迎えるのだが…。
第59話 サビ城の陥落
唐軍がサビ城に進撃しないことに業を煮やしたチュンチュは、ユシンが反目している蘇定方を説得できなければ指揮官の座から降ろすよう命じる。一方、宴の席で刺客に襲われた蘇定方は、黒幕が判明するまで進撃はしないと言い張り、唐軍陣営に凶兆とされる白いカラスが現れたことでサビ城への進撃をさらに遅らせようとする。しびれを切らしたユシンは、蘇定方に攻撃が遅れた責任を取らせると啖呵を切り、ようやくサビ城への攻撃を始める。
第60話 百済(ペクチェ)の涙
義慈王の降伏を受けたチュンチュ。百済を属州にしようという野心をあらわにする唐にユシンとボムミンは警戒感を強めるが、高句麗(コグリョ)を征伐するまでは羅唐同盟の信義を守るとチュンチュは言う。チュンチュに謁見した蘇定方は、皇命に従って義慈王と百済の臣下たちを捕虜として唐に連行したいと告げ、さもなければ羅唐同盟は破棄されるだろうと脅しをかける。唐に対して不満が募る中、ユシンとボムミンは蘇定方から宴に招かれるのだが…。
第61話 分かれた大義
反唐を掲げるユシンは、唐軍を討つことで三韓の民心を得るようチュンチュに進言する。しかし唐軍と戦えば同盟の大義は崩れるとして、チュンチュは進言を一蹴する。ユシンとチュンチュの対立を目の当たりにした新羅の朝廷は、親唐派と反唐派の対立が一層激しさを増すこととなる。そんな中、唐は百済を属州にするための手段として百済に都督を派遣する。一方、百済復興軍は勢力を強め、倭(わ)にいた義慈王の息子プヨ・プンの帰還を要請する。
第62話 忠逆の分かれ道
百済征伐での功績を称えられ、ユシンは大角干(テガッカン)の地位を与えられる。しかし反唐派である自分が朝廷に残ることで朝廷内の対立が激しくなると考えたユシンは、朝廷から退くことをチュンチュに願い出る。一方、倭から帰還したプヨ・プンが加わり百済の復興軍は勢いを増し始めていた。チュンチュは百済の民心を静めようと唐にいるプヨ・ユンを都督に任じるよう唐皇帝に提案する。そんな中、ソラボルではユシンが反乱を起こすという噂が流れる。
※大角干… 新羅の最高官職である角干(カッカン)よりも上の非常位
第63話 危機の羅唐同盟
新羅の朝廷は親唐派と反唐派に分かれて反目し合っていた。チュンチュは兵部令(ピョンブリョン)のキム・ジンジュにユシンの軍を兵部(ピョンブ)に帰属させるように命じる。一方、サビ城では新羅軍を率いるボムミンが捕虜の扱いをめぐって唐軍と衝突し、インムンは羅唐同盟に反すると忠告する。直属の軍を失ったユシンはボムミンに親唐派を一掃する計画を持ちかける。親唐派もまたユシンが反逆を企てていると訴え、インムンを持ち上げて反唐派を討とうとする。
※兵部令… 軍事分野を司る兵部(ピョンブ)の長
第64話 太子(テジャ)の乱
ユシンが高句麗のヨン・ゲソムンと密談したことを知り、チュンチュはユシンが逆心を抱いているのではないかと疑い始める。そこでチュンチュはインムンと兵部令をユシンのもとへ向かわせ、事の真相を探らせようとする。しかし、親唐派の兵部令はユシンに対して敵対心をあらわにし、一触即発の状況になる。一方、ボムミンは、兵部令が親唐派の貴族と会合を持ち、太子(テジャ)を廃して親唐の王子を推戴しようとしているという話を聞いて激高する。
第65話 骨肉相食(は)む
挙兵したボムミンとユシンは、廃太子を論議していた貴族らを人質として太子宮に連行する。その知らせを聞いたチュンチュは、全軍に出撃準備を命じる。一方、太子宮では少ない兵力で親唐派の軍に対抗する策が練られていた。北漢(プッカン)山城へ戻り、親唐派一掃に賛同する兵を集めて戦おうという意見に対し、ユシンは挙兵の大義をチュンチュに伝えることが重要だと主張する。そんな中、インムンはボムミンとユシンにチュンチュの意を伝えに行く。
第66話 分裂の終わり
ユシンがいる北漢山城に出征したチュンチュ。ユシンは応戦すれば反逆になると言い、城主のトンタチョンに降伏を命じ、自らは北漢山城を去る。親唐派打倒のために兵を集めるようとしているユシンに対し、チュンチュは出征令を出してインムンにサビの駐屯兵を率いてユシンを攻めるように命じる。ところがサビにユシンとボムミンが現れる。そんな中、チュンチュと対立していることで心を痛めたムンミョン王妃がユシンのもとを訪ねてくる。
第67話 黄竜昇天
分裂した朝廷内の不和を解消するため、チュンチュはボムミンに摂政の座を与える。王座についたことで忠臣に疑いの目を向けてしまった自分自身を振り返り、チュンチュはボムミンに王位継承者としての心構えを説く。その頃高句麗では、唐軍が海路で平壌(ピョンヤン)に進撃してくるのに備え、ヨン・ゲソムンが秘策を練っていた。一方、平壌進撃を目論む唐とまず百済の反軍を討伐したい新羅の意見がぶつかる中、チュンチュの病状は悪化の一途をたどる。
第68話 白江(ペッカン)の戦い
倭朝廷が百済復興軍を支援するために兵2万7千人と戦船1000隻を派遣したと聞き、文武(ムンム)王となったボムミンは自ら出征することを決める。ユシンが大将軍(テジャングン)に任命され、百済復興軍との最終決戦に向けての準備が始まる。反唐派だったユシンだが、高句麗征伐までは羅唐同盟を維持してほしいというチュンチュの遺言を守り、唐に援軍を要請する。ボムミンは羅唐軍の統帥権をユシンに託し、唐は戦船170隻を派遣して戦いを前に新羅軍との結束を深める。
第69話 最後の敵
ボムミンは平壌を陥落させ高句麗王を降伏させることを宣言する。一方、高句麗では絶大な権力を誇っていたヨン・ゲソムンが死去し、3人の息子たちが権力争いを繰り広げていた。ボムミンはユシンを出征軍の指揮官に任命するが、羅唐軍の統帥権を得たい唐が難色を示し、ユシンは指揮官の座を降りることにする。唐軍と合流した新羅軍は、冬が来る前に一気に平壌を攻め落とそうと提案するが、羅唐軍の指揮官となった李世勣(りせせき)は長期戦を主張する。
第70話(最終話) 三韓統一
かつての百済や高句麗の地では唐の植民地政策が続き、三韓の民を救うという大義名分を掲げたボムミンは、唐との決戦を宣明する。ボムミンからの国書を受け取り激怒した唐の高宗は、ソラボルを征伐して新羅王の罪を問うと宣戦布告する。さらに高宗はボムミンの官爵を剥奪し、唐の臣下となったインムンを新羅王に冊封することにする。しかし、ボムミンは三韓の民の手による三韓統一という志を前に、目の前に現れたインムンと相容れることはできずにいた。
新羅第29代王。廃位された真智王の直系子孫として生まれ権力から徹底的に排除されるが、乱世を乗り越え新羅の再建と“三韓統一”という大望に挑む。
出演作:「海神-HESHIN-」「大祚榮 テジョヨン」
百戦不敗の新羅最高の将軍。チュンチュの右腕となり彼とともに“三韓統一”を目指す。
出演作:「階伯〔ケベク〕」「笑ってトンヘ」
新羅第27代王で新羅初の女帝。キム・チュンチュ、キム・ユシンと力を合わせスンマン王妃に敵対する。
ホン・ウニ:「エンジョイライフ」「揺れないで」
パク・チュミ:「紳士の品格」「愛を信じます」
新羅第26代王・真平王の後妻。王室の権力を手にし、善徳女王勢力の最大の敵対者となる。
出演作:「ヴァンパイア検事」「製パン王キム・タック」
出演作:「神々の晩餐-しあわせのレシピ-」「トンイ」
出演作:「鉄の王 キム・スロ」「千秋太后[チョンチュテフ]」
演出:シン・チャンソク「千秋太后[チョンチュテフ]」「武人時代」
キム・サンフィ「戦友~レジェンド・オブ・パトリオット~」
脚本:ユ・ドンユン「女人天下」「レディ・プレジデント~大物」
キム・ソンドク「未練」(ドラマスペシャル)
2014年11月6日(水) 発売
(DISC7枚組)
KEDV-0373
価格:16,800円(本体)+税
2014年12月4日(水) 発売
(DISC7枚組)
KEDV-0374
価格:16,800円(本体)+税
2014年1月10日(金)発売
(DISC7枚組)
KEDV-0375
価格:16,800円(本体)+税
2014年2月5日(水)発売
(DISC7枚組)
KEDV-0376
価格:16,800円(本体)+税
2014年3月5日(水)発売
(DISC7枚組)
KEDV-0377
価格:16,800円(本体)+税